カジノゲームには色んな方法で損失を食い止めたり、勝負の流れを読みながらベット額を増減させたりする「ストラテジー(戦略)」なるものが存在するんだなぁ🐰🌈
なかでもカードカウンティングは、ブラックジャックの猛者たちが使いこなす王道の武器。勝てるギャンブラーになるために、今回は「カードカウンティング」のことをまとめるとしよう🎩✨
目次
カードカウンティングとは?
「カード」というだけあって、これはカードを計算(カウンティング)することでゲーム傾向を予測するブックジャックのストラテジーなんだ。一般的には、マルチデッキ(複数のデッキ)で使用されるよ!
ライブカジノのブラックジャックがどうやって進行するのか、その光景を想像してみてほしい🤔💭
- ディーラーが画面向かって右のシュー(未使用カードを収納する箱)からカードを引く。
- カードを配り、勝敗結果が出て配当が支払われる。
- ディーラーは画面向かって左側のディスカードホルダーに使用済みカードを淡々と納める。
このとき、シュー内の未使用カード残数は減少、ディスカードホルダー内の使用済カードは増加するよね。ということは、シャッフルされた全デッキのカードがシューに収められた時点から地道に使用済カードの内容を把握していくことができたら、ゲームが進むにつれてシュー内にどんなカードが残っているのか把握できそうじゃないかな?
ミスティ
えー! 途中でこんがらがっちゃいそうだな😭
ジャックに質問で、シューから出てくるカードは必ずランダムだから、次にどんなカードがでてくるかは予想できないよね??
ジャック
その通り! 出現するカードの内容は常にランダムだから予測不能。でもね、ランダムな結果には必ず “偏り(偏差)”(特定のサイドで勝ちが続くなど)が発生するのもまた、 “統計あるある” なんだなぁ。
カードカウンティングは、それぞれのカードを特定のグループに分けて、このグループ内のカードが出たら-1点、このグループなら+1点、みたいに偏りを評価する方法なんだ。出現するカードをひとつずつ数えるよりも効率がいいよね!
1. ハイロー(Hi-lo)|ビギナーからハイローラーまで
いくつか存在するカードカウンティングの中で、最もポピュラーなのがこの『ハイロー』🐰✨初心者でもおぼえやすく、デッキ数に関係なく使える利便性の高さが人気の理由だよ❗
【点数配分】
カードの値 | 点数 | |
2・3・4・5・6 | ローカード(低カードバリュー) | +1点 |
7・8・9 | ハイカード(高カードバリュー) | 0点 |
A・10・J・Q・K | ゲームによって最強/最弱に分かれるもの | -1点 |
【ハイローの特徴と活用方法】
- テーブル上に出現するカードを点数配分表に沿って加点/減点を行います(ランニングカウント)。
- すべてのカードを計算しおえると合計ゼロになる「バランスシステム」というカウンティングシステムに分類されます。
- 点数がプラスなほどローカードは多く出現し、ハイカードは少ししか出現していない。点数がマイナスならその逆のことが言える。
▶ トゥルーカウントでベット額を調整しよう
カウンティングして導き出される合計値の使い方は、決してシューの中身をやゲームの偏りを把握するためだけのものじゃないよ!
この合計値を「トゥルーカウント」という数値に変換することで、はじめて具体的なゲーム戦略が立てられるようになるんだなぁ🌈
【具体的な活用方法】
トゥルーカウント(= ランニングカウント合計値 ÷ 残りのデッキ数)は、その数値の大小によって、この後のゲーム展開がプレイヤーにとって有利* か、不利* かを表す指標になります(※ トゥルーカウントが+2や+3などの正数値なら、このあとブラックジャック成立の可能性を見込める、など)。
有利なゲーム展開を期待できる数値ならベット額を増加、逆に不利なら最低ベット額まで落とすなど、根拠に基づいた緩急あるベットができるってこと!
【ベットスプレッドを設定しよう】
ベットスプレッドは、トゥルーカウントの数値1の増減に対して、最低金額の何倍分を増減させるかをプレイ前にあらかじめ、自発的に決めておく設定です。
次の表のように、ベットスプレッドの倍率をトゥルーカウントの増減に同じ整数値でフィックスさせる方法が、もっとも一般的です。
トゥルーカウント | ベット額 |
+1 | x1 |
+2 | x2 |
+3 | x3 |
-1以下 | 最低ベット額 |
ジャック
ベット額は、バンクロール(ギャンブルに使うための予算)をもとに逆算して設定する理由から、バンクロールの金額設定も事前に設定しておくと無理のないゲームプレイができるからおすすめなんだなぁ!
1-1. KOシステム|6デッキ用のハイロー派生型システム
「ケーオーシステム」とか「ノックアウトシステム」なんて呼ばれてる、ハイローにとても似ているカウント方法なんだなぁ👀
【点数配分】
カードの値 | 点数 | |
2・3・4・5・6・7 | ローカード | +1点 |
8・9 | ハイカード | 0点 |
A・10・J・Q・K | ゲームによって最強/最弱に分かれるもの | -1点 |
【KOシステムの特徴】
- 全カードをカウントしても総和がゼロにならない「アンバランスシステム」。
- 4・6・8デッキのゲームに効果的。
- とくに6デッキ(ベットスプレッドx1~10)に適したシステム(シングルやダブルデッキでは効果が弱まる)とされる。
- 点数がプラスなほどローカードは多く出現し、ハイカードは少ししか出現していない。点数がマイナスならその逆のことが言える。
1-2. レッド 7|KOシステムの派生形
KOシステムと同じく、ハイローをベースにしたアンバランスシステムです。バランスシステムのカウンティングシステムは、ゼロからカウントを開始するけど、レッド7では、各デッキ数ごとにカウント開始値が設定されているんだ🐰💦
覚えるのが大変だけど予測精度が高いことから、上級者向けのシステムとされてるよ😎
【点数配分】
- 赤(♦/♥)の [ 7 ] を+1点、黒(♠/♣)の [ 7 ] が出れば0点とカウント。
カードの値 | 点数 |
2・3・4・5・6・赤7 | + 1 |
黒7・8・9 | 0 |
A・10・J・Q・K | – 1 |
【レッド7の特徴】デッキ数別のカウント開始値
[ デッキ数 ] × [ -2 ] の数値を初期値にカウンティングを開始するところがレッド7最大の特徴です。
- シングルデッキ:開始値 -2
- ダブルデッキ:開始値 -4
- 4デッキ:開始値 -8
- 6デッキ:開始値 -12
- 8デッキ:開始値 -16
2. オメガ Ⅱ(Omega Ⅱ)
オメガ Ⅱは、ハイローと同じく全カードの総和が0になるバランスシステムだよ🐰🌸
シューの内容をほぼ完璧に把握できるんじゃないかってくらいの、段違いに高い正確性が特徴のブラックジャック上級者向けカウンティング方法です。
【点数配分】
カードの値 | 点数 |
4・5・6 | + 2 |
2・3・7 | + 1 |
A・8 | 0 |
9 | – 1 |
10・J・Q・K | – 2 |
ジャック
ちなみに、ゼン・カウンティング(バランスシステム)って方法もあるんだけど、このオメガⅡととても似たカウント方法なんだ。
1か所だけ違うところがあって、ゼンでは8と9が0点、Aを-1点とカウントするんだ。つまり、上の表のAと9が逆になってるって覚えると簡単だね✨
3. ウォン・ハーヴス(Wong Halves)
1975年にStanford Wong氏が考案したバランスシステムで、高精度のシステムなんだけど計算がかなり難しい上級者向けです🐰🏆
【点数配分】
カードの値 | 点数 |
5 | + 1.5 |
3・4・6 | + 1 |
2・7 | + 0.5 |
8 | 0 |
9 | – 0.5 |
A・10・J・Q・K | – 1 |
- 5を最高の+1.5点
- ナチュラルやブラックジャックを形成するハイカードは-1点
- 9はプレイヤーを有利にするオッズ傾向から、ハイカードに次いで低い-0.5点
- 2倍した整数値でカウンティングしてもよい。
【ウォン・ハーブスの特徴】
このカウンティングシステムでは、プレイ前につぎの3つを設定しておく必要があります。
- 自分のバンクロール(ギャンブル資金)
- 最低/最高ベット額
- ベッティングスプレッド(初心者は最低ベット額のx1~x5、それ以外は最低ベット額のx1-x10程度が相場。)
4. シングルデッキ用のカウンティングシステム
ブラックジャックでは、A(エース|1点/11点)はブラックジャック成立に不可欠な存在ということで、Aをランニングカウントとは別にカウントする方法(Aのサイドカウント)がとられることがあるよ😉
ハイオプトⅠ/ハイオプトⅡ では、Aをサイドカウントすることでハイローよりも高精度でゲーム傾向を掴むことができるんだ🐰🔥
▶ ハイオプト Ⅰ(Hi-OPT Ⅰ)|単純化されてて使いやすい
カードの値 | 点数 |
3・4・5・6 | +1 |
A・2・7・8・9 | 0 |
10・J・Q・K | -1 |
▶ ハイオプト Ⅱ(Hi-OPT Ⅱ)|より高精度を目指すなら
カードの値 | 点数 |
4・5 | +2 |
2・3・6・7 | +1 |
A・ 8・9 | 0 |
10・J・Q・K | -2 |
カードカウンティングは禁止行為?
実店舗としてカジノを運営しているランドカジノでは、カウンティングを禁止行為に指定しているのが一般的。でも、僕が知る限り、オンラインカジノで禁止事項にしているところはないね🐰✨
ひとつのランドカジノ体験談として、トゥルーカウントが+6以上になっても同じ要領でベット額を倍加させ続けていたらカジノ側に怪しまれちゃったって人の話を聞いたことがあるよ。やっぱりプロにはかなわないから、僕は安全に、そして楽しくゲームをたしなむ紳士として、みんなに禁止事項をきっちり守ることを呼びかけたいなぁ👍
まとめ
少しだけ取りあげたゼン・カウンティングを含めて8種類のカウンティングシステムをまとめてみたよ👍✨
僕は統計学は素人だから、カウンティングシステムごとに数字が入れ替わることに、ことさら「なんで⁉」って思うんだよね。でも、これはそれぞれのカウンティングシステム発明者がブラックジャックの勝敗に影響する各カードのパワーをそれぞれの数学的アプローチに基づいて判断し、設計した結果なんだ🐰💦
まあ、僕はライブカジノで賭けながらビールを空けるのが好きだから、慣れれば片手間で計算できる「ハイロー」のシンプルさが推しなんだけどね🍻