パーレー法
パーレー法は長い間利用されてきました。パーレー法の起源は16世紀のイタリアまで遡りますが、今では カジノで主にブラックジャックや、バカラ、そして、ルーレットなどで広く利用されています。パーレー法はパロリー法の一種です。また、「ピラミッディング」や「レット・イット・ライド」とも呼ばれています。
目次
パーレー法の基本
パーレー法はポジティブ・プログレッション・システムに分類されます。パーレー法を利用すると、勝った後に自己資金ではなくカジノの資金を使うことによってベット額を増やし、更に賞金を増やせるチャンスを向上させることができます。
既に述べたように、パーレー法はパロリー法と似ていますが、パロリー法はパーレー法よりもかなり複雑です。パーレー法では多額の賞金を獲得する資格を得るために自分の資金を使う必要がありません。
パーレー法を開始するには、最初にベットする金額を決めて、勝った際にベット額を増やす必要があります。ですが、連敗した場合は、ベット額を最初の金額に減らさなければなりません。考慮に入れるべきもう1つの重要な点は賞金の最高額です。これは適切な止め時を判断する上で重要な情報になります。
ここでは、ルーレットでパーレー法を利用する例をご紹介します。
最初にベットする金額を€10とし、最高賞金を€80とします。赤にベットし、払戻しは1対1です。
最初のスピンの前に赤に€10をベットします。予想が当たった場合は、2回目のベットで赤に€20をベットします。2回目の予想も当たった場合は、3回目のベットで赤に€40をベットします。3回目の予想も当たった場合は、設定した最高賞金である€80に達したので、同様のプロセスをまた最初から繰り返します。ベットする金額を€10に戻すことを忘れないように注意しましょう。
4回予想が的中した上記の例は素晴らしいですが、残念ながらこのプロセスで負けてしまう可能性もあるので、そうなった場合はベットする金額を最初にした€10に戻す必要があります。
多くのビギナーからは、最高賞金の金額を設定する理由を尋ねられます。最高賞金の金額の設定は義務ではなくあくまで推奨ですが、そうしておけば最終的に利益をあげる上で役立ちます。最高賞金の金額を設定しておかなければ、獲得した賞金を大きなリスクにさらすことになります。長い連敗が続けばすべてを失ってしまうこともありえます。
利点と欠点
パーレー法を利用する主な利点は、プレーを続けるために獲得した賞金を使うので、自分の資金をリスクにさらすことなく短期間にそれなりの賞金を獲得することができるという点です。最高賞金の金額を設定しておくべきです。さもなければ、非常にガッカリさせられる結果になるかもしれません。
欠点としては、パーレー法は長期的には効率的な方法ではないという点があげられます。パーレー法に限らずどんなベットシステムであってもゲームの結果に影響を及ぼせないとということは忘れないようにしましょう。ですが、自分の資金の浪費を避けることはできます。
ブラックジャックにおけるパーレー法
パーレー法はマーチンゲール法と並んでブラックジャックで最も利用されているベットシステムですが、経験豊かなプレーヤーたちはこういった方法を極端な方法と考えています。パーレー法が極端な方法だとされている理由は、勝つたびにベットする金額を2倍にしなければならないからです。この事実を踏まえると、勝っているときに利益の多くをキープするのは簡単ではありません。ここで最高賞金の金額を設定しておく重要性が出てきます。
ブラックジャックだけの話をするなら、パーレー法は連勝を利用することを想定しています。
多くのプレーヤーたちはこの方法を3セッション以上使用していません。こういったプレーヤーたちはスプリットとダブルダウンの選択肢を利用できるようにしています。3連勝以上できた場合は、その後に何回か連敗した後でも利益は出ているはずです。
バカラにおけるパーレー法
バカラでパーレー法を用いるということは、ベットする金額を2倍にするということに加えて、前のサイクルで獲得した賞金も追加するということも意味しています。この過程を好きなだけ、または負けるまで繰り返すことができます。ブラックジャックやバカラと同様に、競馬でもパーレー法は利用されています。
ルーレットにおけるパーレー法
パーレー法には複雑な計算が関わってこないので、オンラインカジノ ルーレットで最も簡単に利用できるベットシステムの1つです。プレーを始める前に最初にベットする金額と最高賞金の金額を設定する必要があります。他のシステムとは異なり、パーレー法ではイーブンマネーのベットだけをしなければならないという制約もありません。
結論
パーレー法を機能させるには連勝することが必要になりますが、どんな連勝でもいずれは終わります。そのため、パーレー法が成功するかどうかは止め時を見極めることにかかっています。クラップスで連勝しているときは、必要以上にプレーを続けてしまうことが多くなります。