ブラックジャック 期待値 Mystino

ブラックジャック 期待値

期待値というコンセプトには期待や、長期的期待、LRE、そしてフェアバリューなどの多くの名前が付いています。最近はEVと呼ばれることが多くなっています。EVはブラックジャックに固有のコンセプトではありません。EVはポーカーや、バカラ、クラップスなどすべてのカジノゲーム(と非カジノゲーム)に関わっています。不確実性があるスポーツベットの世界ですら利用されています。EVは、ゲーム中に重要な判断をしなければならないポーカーとブラックジャックで最も重要です。また、スポーツベットでベットする金額を決める上でも役立ちます。Mystinoでは期待値を利用できる カジノゲーム が数百種類も提供されています。

ブラックジャック 期待値は、何かの「現在の価値」または特定の意思決定に関する最高の考え方です。1つの例を見てみましょう。ブラックジャックで$1000をベットするとしましょう。運よく絵札が2枚配られ合計値が20になり、ディーラーの表向きのカードが6だったとします。これは良さそうです!もちろん20でスタンドします。この瞬間におけるこのハンドの価値はどれくらいでしょう?ディーラーがカードを引く前にこのハンドを売らなければならないとしたら、適切な価格はいくらになるでしょう?もちろん確実に$1000を勝てるわけではないので、適切な価格は$1000未満になりますが、どれくらい下がるのでしょう?$900でしょうか?$800でしょうか?続きを読む前に考えてみてください。このハンドを$800で売りますか?どうしますか?殆どの人は売らないと答えるはずです。20は非常に良いハンドですが、ディーラーが持っているのは6でしかありません!

この場合、ありうる結果は3通りです。不運にもディーラーが21のハンドを作り負けるという結果と、ディーラーが20のハンドを作ってプッシュ(スタンドオフ)になる結果、そしてディーラーが19以下のハンドを作って勝ちになる結果です。無数のシミュレーションと20年以上に渡って蓄積されたブラックジャックの統計情報に基づけば、ディーラーの最初のカードが6だった場合、ハンドの合計値が21になる確率は9.7%で、20になるのは10.2%、そして19未満になるのは残りの80.1%でとなっています。それでは、前述の$1000のベットに話を戻しましょう。80.1%の確率で$1000を獲得でき、10.2%で勝ち負けが付かず、9.7%で不運にも$1000を失うことになります。まとめると、この条件で非常に多くの回数をプレーした場合、獲得できる賞金の金額の平均は$704となります。別の言い方をするなら、この状況のEVは+70.4%だということです。というわけで、このハンドの適切な価格は$704なので、誰かが$800で買うと言った場合(もちろんベットした$1000も支払うとして)、その申し出を受け$1800を受け取るべきなのです!そうすれば$96の利益が出ます!

この計算がどのように役立つでしょう?この計算は判断をする際に役立ちます。例えば、ディーラーが6を持っている場合は、10のペアをスプリットすることを好むプレーヤーたちがいます。経験豊富なプレーヤーたちの多くは、この判断をクレイジーだと言うでしょう。本当にそうでしょうか?考えてみましょう。6に対して20でスタンドした場合の価値が+70.4%であることは既に分かっています。では、スプリットした場合はどうなるでしょう?10の価値を持つ2つのハンドでディーラーの6に挑むことになります。ディーラーの6に対する10の価値を持つ1つのハンドの価値の計算は上記の例よりも複雑です。なぜなら、ヒットした場合にあり得るすべてのハンドの価値を計算しなければならないからです。そういったすべての計算をこの記事で紹介することはできませんが、それぞれの10のハンドの期待値は+28.8%になります。プラスの値にはなりますが、それほど大きな数字ではありません。スプリットするわけですからこの+28.8%のハンドが2つあることになりますが、スプリットすべきなのでしょうか?それともしないべきなのでしょうか?2つの+28.8%でしょうか?それとも1つの70.4%でしょうか?もちろん70.4%にすべきなので、20をスプリットしないほうがいいです。欲張り過ぎないようにしましょう!(実際は20のまま方が欲張りになるわけですが!)実際、20でスタンドする方が2枚の10をスプリットするよりも、すべてのディーラーの表向きのカード(2、3、4、5、6、7、8、9、10、およびエース)に対して優れているので、決して10のペアをスプリットすべきではありません(この状況に対する非常に高度な期待値の計算がありますが、これはマカオでは当てはまりません)。考察は以上です-実際に10のペアをスプリットすることはクレイジーなことです。

このようにブラックジャック 期待値を利用すれば、ブラックジャック に関する判断をする上で役立ちます。例えば、自分が12を持っていて、ディーラーが3だった場合はどうでしょう?スタンドするという人もいれば、ヒットするという人もいるでしょう。どちらが正しいでしょう?その答えはヒットするという人です。12でヒットすれば、EVは-23.3%ですが、スタンドなら-25.2%です。いずれにせよ損をすることになりますが、損失を減らすことも利益を増やすことと同じくらい重要です。損失が23.3%の方が25.2%よりも優れています。12でヒットして絵札を配られてベットした金額をすべて失ってしまえば慰めにもなりませんが。ですが、長期的には12を持っているときにディーラーの3に対してはヒットした方が良いというのは事実です。

ここまでで期待値というコンセプトをより良く理解できたはずです。このコンセプトはカジノのギャンブラーや、スポーツベットプレーヤー、そしてポーカープレーヤーなど、すべてのギャンブルエキスパートたちが理解しているコンセプトです。プレーする際に必ずしも期待値に従ってプレーする必要はありませんが、エキスパートたちは誰もが期待値を参考にしています。


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